ポイントは食感×味×農法
ここ数年ブランド米が続々と登場し、市場が賑わいを見せています。2020年現在、日本の品種は約900種類。おいしいお米が増えて選択の幅が広がった一方、「何を選べばいいかわからない」という声も。五ツ星お米マイスターの川崎さんは、お米選びには3つのポイントがあると言います。
「まず1つ目に”食感”。一粒一粒の噛みごたえを感じるしっかり食感と、弾力のあるもっちり食感があるので、自分好みの歯ざわりを確かめてみてください。2つ目が”味の濃さ(甘みの強さ)”。甘みの強い濃い味と、どんなおかずとも好相性なあっさり味。お米そのものの味わいを楽しみたい場合は前者、おかずを引き立たせたい場合は後者がおすすめです。そして最後に”栽培方法”。ここ数年は、減農薬栽培や無農薬栽培のお米を選ぶ方が増えています。慣行栽培より高価にはなりますが、健康のためにはできるだけ良質なものを選びたいですよね。この3つのポイントを軸に考えると、あなた好みのお米が見つかるはずです」
また、いずれのお米を選ぶ場合も、必ず鮮度を確認すべきだと川崎さんは言います。
「新鮮な香りをキープできるのは精米から3週間程度。その期間を見越した量を購入するのが理想的です。専門店ではお米を選んだ後に精米されますが、スーパーなどで購入する際は精米日付を必ずチェックしてくださいね」