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おしゃれ小物

冬のおしゃれアクセントに、レディライクなグローブを!

冬真っ最中のいま、マフラー、帽子、グローブなど、防寒を兼ねたおしゃれアイテムが大活躍。どんなアイテムをお使いでしょうか。ファッションジャーナリストの宮田理江さんが今回提案してくれたのは、グローブのコーディネートです。マフラーやストールと比べて、意外と無難なものを選びがちなグローブも、色やデザイン、素材の選び方、使い方次第で、一段とおしゃれ度がアップします。ダークな色合いが多くなる冬のファッションを、明るく、華やかに彩るグローブを使ったおしゃれをマスターして、残りの冬を楽しんでみませんか?

フェミニンな装いを演出
冬の着こなしに映えるレザーのグローブ

フェミニンな装いを演出 冬の着こなしに映えるレザーのグローブ

2018年夏頃から、ファッションのトレンドとして注目されているのが「フェミニン」。このキーワードは、2018-2019年秋冬ファッションでも健在です。グローブは、そんなフェミニンというトレンドにふさわしいアイテムの一つ。中でも、エレガントテイストのグローブは、この冬の主役となりそうです。

エレガントな雰囲気を演出し、大人の女性におすすめなのは、レザーのグローブ。艶めきのあるレザーや合皮、スエードやバックスキンは、着こなし映えもあり、上品で大人っぽいイメージを醸し出してくれます。

大本命のレザーだけではなく、カシミヤやエコファー仕立て、ニット、ツイードなど、グローブの素材も豊富にありますが、防寒目的だけで選ぶと、レザーに比べて少し幼く見えやすいので、風合いや色で上質感を意識して選ぶのがよいでしょう。

冬場はダークな色合いのコートをまとうことも多いですが、赤や紫、グリーンなどの明るい色のレザーグローブを選ぶとコーディネートの差し色に効果的。グローブがアクセントになって、パッと華やぎのあるファッションになります。特に、赤は一見派手に見えますが、意外と誰にでも使いやすく、コートやバッグなどにも合わせやすいので、チェックしてみてください。

赤グローブ

最近はグローブの上から指輪をしているように見える、ビジューやラインストーン付きのものや、立体的なリボン、ファーなどをあしらったグローブなど、デザインもバリエーションが豊富です。ディテールでほのかに飾り気を添えれば、手先を美しく見せる効果もあります。

ビジュー付き

また、レザーグローブは、手にフィットしていないとだらしない印象に見えてしまいがちです。最初は窮屈に感じることもありますが、徐々に手に馴染んでくるので、締め付けを嫌って大きめのサイズを選ばないこともポイントです。

使いやすく、おしゃれ度がアップ
イチオシはロンググローブ!

エレガントなレザーグローブの中でも、ぜひ挑戦してほしいのがロングタイプ。ひじまで届くロンググローブは、レディの気品を漂わせます。「ロンググローブって、ハードルが高そう」「なんだか大げさなイメージ」と思われるかもしれませんが、意外とコーディネートしやすいアイテムなんです。初めて、という方のために選び方やコーディネートのポイントを紹介しましょう。

① 「ひじが出るくらい」の長さが目安

ロンググローブを選ぶときは、指先からの長さが30〜40cmくらい、ひじは出るくらいのものを選ぶと、エレガントからカジュアルスタイルまで幅広く応用できます。

ロンググローブ

② たるませて使う

ロンググローブは、そのまま着けるだけでなく「たるませて」使うとおしゃれ度がアップします。袖が短めのアウターと合わせたり、長い袖をたくし上げ、ロンググローブをレッグウォーマーのようにクシュクシュとたるませると、手首の細見え効果もあります。もちろん、長い袖のアウターの場合は、中に入れて短いグローブのように見せることもできます。

たるませて使う

③ 小物とコーディネートする

これは、ロング、ショートどちらにも当てはまりますが、グローブの色と帽子やスカーフ、靴、バッグなどの小物のどれかの色を合わせると、コーディネートにグンとこなれ感が増します。色は、赤、紫、グリーン、キャメル、カラーブロックなどがおすすめです。

小物とコーディネートする

まだまだ寒さが続く季節。昨年までとはちょっと違った華やかなグローブのコーディネートで、レディライクな気分を楽しんでみてはいかがでしょう。

宮田理江(みやた・りえ)

宮田理江(みやた・りえ)

ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。

多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通版ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研パブリッシング)がある。

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